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  1. データベースを使いやすくする(2)~クエリの活用

    11月 19, 2014 by dolce

    ■抽出機能をつける

    抽出とは数あるデータの中から、希望のデータを探し出す、いわゆる検索のことです。

    この探すという機能は、データベースでよく使われます。

    そこで、今回はクエリを使ってデータを抽出する方法を説明します。

    前回のデータベースを使いやすくする(1)~クエリの活用に続くシリーズですので、クエリ名を指定するところまでは同じなので、次から説明します。

    access24_queri

    今回は「得意科目」を抽出しますので、クエリ名は「qu得意科目」とします。

    得意科目の前に「qu」とつけているのは、これはクエリであると区別するためのもので、これをプリフィックス(接頭辞)と言います。

    access25_queri

    上図のように「得意科目」のフィールド(列)の上から5行目の行をクリックし「数学」と入力し、リターンキイを押します。この時入力した「数学」の文字の前後は自動的に「””」で囲まれます。

    画面の一番上右端の「閉じる」ボタン(☓=ウィンドウを閉じるボタン)をクリックしてください。
    すると、下の図が出ますから「はい」をクリックしてください。

    http://education.fp-guide.com/wp-content/uploads/2014/11/access21_queri.jpg

    左の欄の「クエリ」の下にある「qu得意科目をダブルクリックすると、以下のようにデータが数学の得意な生徒だけが抽出されます。

    access26_queri

    今回は数学の得意な生徒のみを抽出(検索)する方法を説明しましたが、同様な方法で他のデータの抽出もできます。

    しかし、いちいちこのようにクエリを作るのは不便と感じることがあります。
    そういう場合はどうするのかということは、次回にします。

    今回は、一応、このようにして抽出ができるということで了解していただきたいと思います。


  2. データベースを使いやすくする(1)~クエリの活用

    11月 12, 2014 by dolce

    ■クエリとは何か

    クエリー 【 query 】 クエリ

    質問(する)、照会(する)、問い合わせ(る)、尋ねる、疑問などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ソフトウェアに対するデータの問い合わせや要求などを一定の形式で文字に表したものを指すことが多い。

    特に、単にクエリーといった場合はデータベース管理システム(DBMS)に対する処理要求(問い合わせ)を文字列として表したものを意味することが多い。データの検索や更新、削除などの要求をシステムに発行するのに使われる。

    検索クエリーでは、検索対象のテーブルやデータの抽出条件、並べ方などを指定する。一度作成したクエリーは保存しておいて何度も使うことができるようになっているものが多い。リレーショナルデータベース(RDB/RDBMS)のクエリーを記述する言語の標準としてSQL(Structured Query Language)が定められており、様々なシステムに採用されている。IT用語辞典e-Wordsより

    データベスを活用するということは、探す、並び替える」、抽出する、削除するなどといった作業をデータを登録したテーブル(データテーブル)に要求することです。
    それらの要求をするための言語としてSQLという言語が定められているわけです。

    ■クエリを使ってみる

    Microsoft ACCESSにもSQLが搭載されていますので、今回はこれを使って、前回の教育活動に活かすデータベース~ACCESSの活用よりシリーズで説明し、作成したテーブルをもとにクエリの活用の仕方を説明してみます。

    シリーズの始めにも断ったように「ACCESSよくはわからない」という人を対象にしていますので、シンプルな課題でACCESSの概要がわかるように、を目的にしていますので、機能の拡張等は個人でお願いします。

    educate_open

    educationこれが前回作成したACCESSのテーブルです。
    これだけでもある程度作業はできるということを説明しましたが、今回はクエリを使って、身長のデータを大きい順位並び替える方法について説明します。

    前回作成した右図のeducation.accdbというACCESSをダブルクリックしてください。

    すると、下図ようになると思います。access12そして、ファイルが開いたら、上から二段目のメニュー「作成」から「クエリウィザード」を選んでダブルクリックしてください。

    次のようになります。

    access13_queri

    「選択クエリウィザード」を選んで「OK」をクリックしてください。
    以下のようになります。

    access14_queri

    二つの大きなボックスの間にある「>>」をクリックして、データを全部右のボックスに移してください。
    以下のようになります。

    access15_queri

    「次へ」をクリックしてください。
    以下のようになります。

    access16_queri

    ラジオボタンの「各フィールドのすべてのフィールドを表示する」を選択し「次へ」をクリックしてください。
    以下のようになりますので「クエリ名を指定してください」の欄に「quEducation]と入力し、ラジオボタンは「クエリのデザインを編集する」を選択し「完了」をクリックしてください。

    access17_queri

    以下のようになります。

    access18_queri

    access19_queri

    「身長」の列「フィールド」の「教育」の下の空欄をクリックして、下図のように「降順」を選択してください。

    access20_queri

    一番上右端の「閉じる」ボタン(☓=ウィンドウを閉じるボタン)をクリックしてください。
    すると、下の図が出ますから「はい」をクリックしてください。

    access21_queri

    以下のようになります。

    access22_queri

    左の欄の「クエリ」の下にある「quEducation」をダブルクリックすると、以下のようにデータが身長の高い順位に並び替えられています。

    access23_queri


  3. 平均信仰をやめよう~データの収集能力 活用能力

    11月 8, 2014 by dolce

    ■平均値信仰

    一番いい例が、テストを行ったあと、平均値を出して、それに一喜一憂すること。
    平均値を出す方法は便利だが、団体の特性を一つの値で知ろうとするところに、もともと無理があるということ承知していなければならない。
    だから、平均値だけで判断しようとすると、実態を見誤ることもあるわけだ。

    全体がどのような分布にあるかということも、合わせて見る必要がある。
    そうすると、よく使われるものにヒストグラムがある。

    Hist

    ヒストグラムはひと目で分布状態がわかり、特異値(極端に大きい、または小さい)がわかり、平均値に影響を与えている状態がわかる。
    併せて、標準偏差にも注意したいところである。

    ■データから見えてくるもの

    ヒストグラムは通常、山型になって現れるが、そのようにならない場合は、テストの場合、習わなかったところから出題されたと判断される。
    または、授業中いつも騒がしかったりして、集中度が欠けていたと予想される。

    主題レベルが集団に対して、高すぎたり低すぎたりした場合も、山が左寄りになったり右寄りになったりしてひと目で分かる。
    低い方と高い方に山が二つ出る場合は、授業のやりにくいクラスと言われる。

    以上は、一般的にヒストグラムから読み取ることだが、データの処理はそれぞれの方法の欠点を補うために、いくつかの方法で見ることがよい。

    例えば、いつも平均値ばかりで見るのではなく、中央値で見た方がよい場合がある。

    中央値は平均値と類似した目的で使うが、用途によっては中央値のほうが平均値よりも優れている。これはたとえば年収の場合を考えてみるとわかりやすい。

    貧富の差が激しい国では、一部の富裕層が平均年収をつり上げてしまっている為、平均年収は「普通の人」の年収よりもずっと高い値になってしまう。この為平均年収は「普通の人」の生活水準を推し測るには向かない。

    一方中央値は、年収が低い順に国民を並べたときに丁度真ん中になる人の年収を表している為、一部の富裕層の年収は中央値に影響せず、中央値は「普通の人」の生活水準により近くなる。フリー百科事典「ウィキペディア」より。

    中央値の計算方法は、こちらのサイトに紹介されている。

    併せて箱ひげ図を作ってみることを推奨したい。

    Hakohige

    箱ひげ図(はこひげず、箱髭図、box plot)とは、ばらつきのあるデータをわかりやすく表現するための統計学的グラフである。様々な分野で利用されるが、特に品質管理で盛んに用いられる。細長い箱と、その両側に出たひげで表現されることからこの名がある。フリー百科事典「ウィキペディア」より

    ■まとめ

    学力テストの結果公表が物議を呼んだ。
    特に、何処何処の県の平均点がどうのこうのとか、学校ごとの平均点を公表するとか、私はこれを見て平均点信仰と感じた。
    どこやらの、平均点に敏感な知事は、統計学の素養がないのではと思った。

    平均点だけに異常に関心を持つと、平均点だけを上げる対策を考える人が出てくるのではないかと思う。
    例えば予想問題をやらせたり、テストに弱い児童・生徒をテストの日に休ませるなどの対策を考えるなどである。

    そういう方向に行くと、学力テスト何のためにやるのか、教育はどこへ行ったのかという疑問が出るようになる。

    データ収集も視点を変えて、好きな教科と成績の関係を探るなど、ただ点数だけにこだわるのではなく、子どもが勉強好きになる対策を考えるためのデータの収集を考えたらどうか。
    私の体験から言うと、先生は指導する教科についての専門性を持つことは、最も大切なことの一つと思うが、子どもを勉強好きにすることは同じくらい大切だと思う。
    それは、子どもは好きなこと、納得したことには夢中になって突き進むということを見てきているからである。

    データを処理するには、データベースとコンピュータは強い武器である。
    箱ひげ図も手作業でやっていたら大変だが、コンピュータを使えば一瞬である。

    しかし、今日ICT時代と言われながらも、コンピュータを使うことは非人間的のように言う人がいる。
    そういう化石のような人は放っておいて、データベースとコンピュータを有効利用することを、リーダーは推進して欲しいと思う。

    タイプを見極めて指導に役立てる

    タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用


  4. タイプ別で見る児童・生徒の実態~データベースの利用

    11月 7, 2014 by dolce

    前回の教育活動に活かすデータベース(3)~ACCESSの活用までで、データベースの簡単なサンプルをACCESSで作りました。
    うまく動かなかったとか、作るのがめんどうという人のために、下記からダウンロードできるようにしました。
    (ACCESS2013で作ってありますので、古いバージョンのACCESSでは動かないかもしれません。)

    education.zip(クリックしてダウンロード)

    タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用ではディレクトリ(フォルダー)の話をしました。

    整理のために、データを保存する場所に「教育」というディレクトリを作って、ここに教育関係の資料や分析ツールなどを入れるようにするといいかも知れません。

    kyouikufolda_add

    ディレクトリは以下のようになります。

    tree_add_kyouiku

    ■データベースの利用

    世の中には、コンピュータを使って何かをすると言うと、それだけで勝手な妄想をして「非人間的」とか「心がこもっていない」などと言い出す人がいますが、そういうおかしな人は相手にしないことです。
    それより、黙々と有効利用をすることです。

    コンピュータが最も得意とする機能に

    1.探す
    2.並び替える

    という機能があります。

    例えば、何千件、何万件とあるデータの中から目的のもの探すという仕事です。
    手作業でやれば膨大な時間がかかるところを、コンピュータなら一瞬でできます。
    見つからないとしても「該当のものはありません」と返事が返ってくることも大切なことです。

    最近は「ビッグデータ」という言葉を聞きますが、医療の現場で治療に必要な薬を見つける時、コンピュータを使えば、世界中の何億というデータの中から素早く見つけ出すこともできます。
    (コンピュータアレルギーの人には手作業でやってもらえばいいですが)

    話が脱線しました。

    私が見本として作ったACCESSのデータベースの考えを応用するだけでも、教育現場では改善に役立ちます。
    全校の生徒データを登録しておいて、例えば「苦手科目」のフィールドを使って、数学を探せば全校の数学の不得意な生徒が全部並びます。
    各教科ごとに実行した場合、この学校の生徒は何を苦手としているかがわかります。

    もし、数学が目立って多いと感じたら、その原因を探ることで何か発見ができるかも知れません。
    つまり、数学が苦手なタイプの生徒には何か特徴があるかも知れません。
    また、研究課題にすることもできます。

    並び替えるという作業も、早くできますから、昇順や降順で並び替えてみて、その並び方を観察することで何か発見ができるかも知れません。

    コンピュータとデータベースソフトは、人がよい知恵を出すための強力な武器となります。

    学校の先生は、簡単なことからはじめて徐々に使えるようにしていくことがいいと思います。

    学校というところは、毎年同じようなことを繰り返していますが、年ごとに何かをレベルアップしていきたいものです。


  5. 教育活動に活かすデータベース(2)~ACCESSの活用

    11月 5, 2014 by dolce

    前回(教育活動に活かすデータベース~ACCESSの活用)に引き続き、データベースを作成していきます。

    「フィールド名」は次の図のように入力します。
    「データ型」は入力欄をクリックすると選択するようになっていますので、図のように選択します。

    access8

    ■データベースで大切なこと

    1.キイ(key)の設定

    「フィールド名」の「ID」には鍵のマークがついています。
    これは、キイと言って、データの二重登録を防ぐものです。
    ユニーク値と云いますが、データベースに同じものが存在してはけません。
    名前には同姓同名があります。
    例えば、鈴木勇という人が二人いた場合、同じ名前を二つ入力することになりますが、その場合、どちらがどの人か区別がつかなくなります。

    学校では年、組、番号で同姓同名は区別できますが、ここではできるだけ簡単にデータベースを作るために、右の「データ型」にある「オートナンバー型」という方法を使います。
    これは、人がいちいちキーを入力しなくても、コンピューターが自動的に数字を発行してくれるというものです。

    2.データ型

    「データ型」とありますが、データベースに登録する値には、データの種類の区別があります。
    ここでは、とりあえず図のようにしてください。

    ——————————————————————————————-

    fdここまでできたら、左上のフロッピーディスクの絵をクリックして一旦保存してください。

    次に、左側のテーブルにある「教育」のアイコンをダブルクリックしてください。
    すると、以下のような図になるはずです。

    access9

    ■データの入力

    データベースの入力欄が完成しましたが、一見EXCELに似ていますが、構造は全く違います。

    このEXCELに似た表の列(EXCELではアルファベット)の名前を「フィールド」と言います。
    行(EXCELでは数字)は「レコード」と言います。
    そして、フィールドとレコードから成るこの表のことを「テーブル」と言います。

    それでは、テーブルにデータを入力しましょう。

    IDフィールドは自動入力されますから、年、組、番・・・・・をそれぞれマウスでクリックして入力してください。

    access11

    ※データベースへの入力は、入力後に保存の操作をする必要はありません。

    本日はここまでです。

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  6. 教育活動に活かすデータベース~ACCESSの活用

    11月 4, 2014 by dolce

    タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用の続きです。

    泊まり込みでACCESSの使い方を教えて欲しいという依頼がありました。依頼者は蔵書やCDを整理するのにデータベースを作りたいのだが、よくわからないということでした。
    この方は企業を定年退職した方です。
    最近では、定年まであと6年ぐらいという方が、意欲を持っています。

    人は年を取るにつれ、個人差が出てくると思っています。

    (1)いつまでも向上心が衰えない人。
    (2)もうオレは頭が働かないとギブアップする人。
    (3)プライドだけは高いが、頭は衰えている人。

    それぞれ対応の仕方に注意する必要があります。

    前置きはこのくらいにして、EXCELは一応使っているが、ACCESSはどうもという人に「ACCESS超入門」を開講してみたいと思います。
    そして、児童・生徒の把握に役立て、個々の児童・生徒の特徴(タイプ)を知る道具として役立てていただきたいと思います。

    ■ACCESSはどこから手をつけたらいいのかわからない

    こういう人は多いと感じます。

    access右の絵はACCESSのショートカット(ロゴ)です。
    これをダブルクリックしてください。

    開くと、右側にいくつか絵が並びますが、その中から「空のデスクトップデータベース」と書かれた絵をクリックしてください。

    access1

    「ファイル名」に「education」とタイプし、保存フォルダー(ヂレクトリ)を確認し「作成」をクリックしてください。
    すると、以下のような画面が現れます。

    access2

    左側に「テーブル1」という絵が現れますから、この絵を左クリックで選択して(ダブルクリックしない)、さらに右クリックすると、下図のようにメニューが出ますから、そこから「デザインビュー」を選択してクリックしてください。

    access2

    access6

    すると以下のようになりますから「テーブル名」に「教育」と入力し「OK」をクリックしてください。

    access7

    本日はここまでにします。
    どこに保存したか、確認しておいてください。

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