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‘ICT’ Category

  1. データベースを使いやすくする(1)~クエリの活用

    11月 12, 2014 by dolce

    ■クエリとは何か

    クエリー 【 query 】 クエリ

    質問(する)、照会(する)、問い合わせ(る)、尋ねる、疑問などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ソフトウェアに対するデータの問い合わせや要求などを一定の形式で文字に表したものを指すことが多い。

    特に、単にクエリーといった場合はデータベース管理システム(DBMS)に対する処理要求(問い合わせ)を文字列として表したものを意味することが多い。データの検索や更新、削除などの要求をシステムに発行するのに使われる。

    検索クエリーでは、検索対象のテーブルやデータの抽出条件、並べ方などを指定する。一度作成したクエリーは保存しておいて何度も使うことができるようになっているものが多い。リレーショナルデータベース(RDB/RDBMS)のクエリーを記述する言語の標準としてSQL(Structured Query Language)が定められており、様々なシステムに採用されている。IT用語辞典e-Wordsより

    データベスを活用するということは、探す、並び替える」、抽出する、削除するなどといった作業をデータを登録したテーブル(データテーブル)に要求することです。
    それらの要求をするための言語としてSQLという言語が定められているわけです。

    ■クエリを使ってみる

    Microsoft ACCESSにもSQLが搭載されていますので、今回はこれを使って、前回の教育活動に活かすデータベース~ACCESSの活用よりシリーズで説明し、作成したテーブルをもとにクエリの活用の仕方を説明してみます。

    シリーズの始めにも断ったように「ACCESSよくはわからない」という人を対象にしていますので、シンプルな課題でACCESSの概要がわかるように、を目的にしていますので、機能の拡張等は個人でお願いします。

    educate_open

    educationこれが前回作成したACCESSのテーブルです。
    これだけでもある程度作業はできるということを説明しましたが、今回はクエリを使って、身長のデータを大きい順位並び替える方法について説明します。

    前回作成した右図のeducation.accdbというACCESSをダブルクリックしてください。

    すると、下図ようになると思います。access12そして、ファイルが開いたら、上から二段目のメニュー「作成」から「クエリウィザード」を選んでダブルクリックしてください。

    次のようになります。

    access13_queri

    「選択クエリウィザード」を選んで「OK」をクリックしてください。
    以下のようになります。

    access14_queri

    二つの大きなボックスの間にある「>>」をクリックして、データを全部右のボックスに移してください。
    以下のようになります。

    access15_queri

    「次へ」をクリックしてください。
    以下のようになります。

    access16_queri

    ラジオボタンの「各フィールドのすべてのフィールドを表示する」を選択し「次へ」をクリックしてください。
    以下のようになりますので「クエリ名を指定してください」の欄に「quEducation]と入力し、ラジオボタンは「クエリのデザインを編集する」を選択し「完了」をクリックしてください。

    access17_queri

    以下のようになります。

    access18_queri

    access19_queri

    「身長」の列「フィールド」の「教育」の下の空欄をクリックして、下図のように「降順」を選択してください。

    access20_queri

    一番上右端の「閉じる」ボタン(☓=ウィンドウを閉じるボタン)をクリックしてください。
    すると、下の図が出ますから「はい」をクリックしてください。

    access21_queri

    以下のようになります。

    access22_queri

    左の欄の「クエリ」の下にある「quEducation」をダブルクリックすると、以下のようにデータが身長の高い順位に並び替えられています。

    access23_queri


  2. 平均信仰をやめよう~データの収集能力 活用能力

    11月 8, 2014 by dolce

    ■平均値信仰

    一番いい例が、テストを行ったあと、平均値を出して、それに一喜一憂すること。
    平均値を出す方法は便利だが、団体の特性を一つの値で知ろうとするところに、もともと無理があるということ承知していなければならない。
    だから、平均値だけで判断しようとすると、実態を見誤ることもあるわけだ。

    全体がどのような分布にあるかということも、合わせて見る必要がある。
    そうすると、よく使われるものにヒストグラムがある。

    Hist

    ヒストグラムはひと目で分布状態がわかり、特異値(極端に大きい、または小さい)がわかり、平均値に影響を与えている状態がわかる。
    併せて、標準偏差にも注意したいところである。

    ■データから見えてくるもの

    ヒストグラムは通常、山型になって現れるが、そのようにならない場合は、テストの場合、習わなかったところから出題されたと判断される。
    または、授業中いつも騒がしかったりして、集中度が欠けていたと予想される。

    主題レベルが集団に対して、高すぎたり低すぎたりした場合も、山が左寄りになったり右寄りになったりしてひと目で分かる。
    低い方と高い方に山が二つ出る場合は、授業のやりにくいクラスと言われる。

    以上は、一般的にヒストグラムから読み取ることだが、データの処理はそれぞれの方法の欠点を補うために、いくつかの方法で見ることがよい。

    例えば、いつも平均値ばかりで見るのではなく、中央値で見た方がよい場合がある。

    中央値は平均値と類似した目的で使うが、用途によっては中央値のほうが平均値よりも優れている。これはたとえば年収の場合を考えてみるとわかりやすい。

    貧富の差が激しい国では、一部の富裕層が平均年収をつり上げてしまっている為、平均年収は「普通の人」の年収よりもずっと高い値になってしまう。この為平均年収は「普通の人」の生活水準を推し測るには向かない。

    一方中央値は、年収が低い順に国民を並べたときに丁度真ん中になる人の年収を表している為、一部の富裕層の年収は中央値に影響せず、中央値は「普通の人」の生活水準により近くなる。フリー百科事典「ウィキペディア」より。

    中央値の計算方法は、こちらのサイトに紹介されている。

    併せて箱ひげ図を作ってみることを推奨したい。

    Hakohige

    箱ひげ図(はこひげず、箱髭図、box plot)とは、ばらつきのあるデータをわかりやすく表現するための統計学的グラフである。様々な分野で利用されるが、特に品質管理で盛んに用いられる。細長い箱と、その両側に出たひげで表現されることからこの名がある。フリー百科事典「ウィキペディア」より

    ■まとめ

    学力テストの結果公表が物議を呼んだ。
    特に、何処何処の県の平均点がどうのこうのとか、学校ごとの平均点を公表するとか、私はこれを見て平均点信仰と感じた。
    どこやらの、平均点に敏感な知事は、統計学の素養がないのではと思った。

    平均点だけに異常に関心を持つと、平均点だけを上げる対策を考える人が出てくるのではないかと思う。
    例えば予想問題をやらせたり、テストに弱い児童・生徒をテストの日に休ませるなどの対策を考えるなどである。

    そういう方向に行くと、学力テスト何のためにやるのか、教育はどこへ行ったのかという疑問が出るようになる。

    データ収集も視点を変えて、好きな教科と成績の関係を探るなど、ただ点数だけにこだわるのではなく、子どもが勉強好きになる対策を考えるためのデータの収集を考えたらどうか。
    私の体験から言うと、先生は指導する教科についての専門性を持つことは、最も大切なことの一つと思うが、子どもを勉強好きにすることは同じくらい大切だと思う。
    それは、子どもは好きなこと、納得したことには夢中になって突き進むということを見てきているからである。

    データを処理するには、データベースとコンピュータは強い武器である。
    箱ひげ図も手作業でやっていたら大変だが、コンピュータを使えば一瞬である。

    しかし、今日ICT時代と言われながらも、コンピュータを使うことは非人間的のように言う人がいる。
    そういう化石のような人は放っておいて、データベースとコンピュータを有効利用することを、リーダーは推進して欲しいと思う。

    タイプを見極めて指導に役立てる

    タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用


  3. タイプ別で見る児童・生徒の実態~データベースの利用

    11月 7, 2014 by dolce

    前回の教育活動に活かすデータベース(3)~ACCESSの活用までで、データベースの簡単なサンプルをACCESSで作りました。
    うまく動かなかったとか、作るのがめんどうという人のために、下記からダウンロードできるようにしました。
    (ACCESS2013で作ってありますので、古いバージョンのACCESSでは動かないかもしれません。)

    education.zip(クリックしてダウンロード)

    タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用ではディレクトリ(フォルダー)の話をしました。

    整理のために、データを保存する場所に「教育」というディレクトリを作って、ここに教育関係の資料や分析ツールなどを入れるようにするといいかも知れません。

    kyouikufolda_add

    ディレクトリは以下のようになります。

    tree_add_kyouiku

    ■データベースの利用

    世の中には、コンピュータを使って何かをすると言うと、それだけで勝手な妄想をして「非人間的」とか「心がこもっていない」などと言い出す人がいますが、そういうおかしな人は相手にしないことです。
    それより、黙々と有効利用をすることです。

    コンピュータが最も得意とする機能に

    1.探す
    2.並び替える

    という機能があります。

    例えば、何千件、何万件とあるデータの中から目的のもの探すという仕事です。
    手作業でやれば膨大な時間がかかるところを、コンピュータなら一瞬でできます。
    見つからないとしても「該当のものはありません」と返事が返ってくることも大切なことです。

    最近は「ビッグデータ」という言葉を聞きますが、医療の現場で治療に必要な薬を見つける時、コンピュータを使えば、世界中の何億というデータの中から素早く見つけ出すこともできます。
    (コンピュータアレルギーの人には手作業でやってもらえばいいですが)

    話が脱線しました。

    私が見本として作ったACCESSのデータベースの考えを応用するだけでも、教育現場では改善に役立ちます。
    全校の生徒データを登録しておいて、例えば「苦手科目」のフィールドを使って、数学を探せば全校の数学の不得意な生徒が全部並びます。
    各教科ごとに実行した場合、この学校の生徒は何を苦手としているかがわかります。

    もし、数学が目立って多いと感じたら、その原因を探ることで何か発見ができるかも知れません。
    つまり、数学が苦手なタイプの生徒には何か特徴があるかも知れません。
    また、研究課題にすることもできます。

    並び替えるという作業も、早くできますから、昇順や降順で並び替えてみて、その並び方を観察することで何か発見ができるかも知れません。

    コンピュータとデータベースソフトは、人がよい知恵を出すための強力な武器となります。

    学校の先生は、簡単なことからはじめて徐々に使えるようにしていくことがいいと思います。

    学校というところは、毎年同じようなことを繰り返していますが、年ごとに何かをレベルアップしていきたいものです。


  4. 教育活動に活かすデータベース(2)~ACCESSの活用

    11月 5, 2014 by dolce

    前回(教育活動に活かすデータベース~ACCESSの活用)に引き続き、データベースを作成していきます。

    「フィールド名」は次の図のように入力します。
    「データ型」は入力欄をクリックすると選択するようになっていますので、図のように選択します。

    access8

    ■データベースで大切なこと

    1.キイ(key)の設定

    「フィールド名」の「ID」には鍵のマークがついています。
    これは、キイと言って、データの二重登録を防ぐものです。
    ユニーク値と云いますが、データベースに同じものが存在してはけません。
    名前には同姓同名があります。
    例えば、鈴木勇という人が二人いた場合、同じ名前を二つ入力することになりますが、その場合、どちらがどの人か区別がつかなくなります。

    学校では年、組、番号で同姓同名は区別できますが、ここではできるだけ簡単にデータベースを作るために、右の「データ型」にある「オートナンバー型」という方法を使います。
    これは、人がいちいちキーを入力しなくても、コンピューターが自動的に数字を発行してくれるというものです。

    2.データ型

    「データ型」とありますが、データベースに登録する値には、データの種類の区別があります。
    ここでは、とりあえず図のようにしてください。

    ——————————————————————————————-

    fdここまでできたら、左上のフロッピーディスクの絵をクリックして一旦保存してください。

    次に、左側のテーブルにある「教育」のアイコンをダブルクリックしてください。
    すると、以下のような図になるはずです。

    access9

    ■データの入力

    データベースの入力欄が完成しましたが、一見EXCELに似ていますが、構造は全く違います。

    このEXCELに似た表の列(EXCELではアルファベット)の名前を「フィールド」と言います。
    行(EXCELでは数字)は「レコード」と言います。
    そして、フィールドとレコードから成るこの表のことを「テーブル」と言います。

    それでは、テーブルにデータを入力しましょう。

    IDフィールドは自動入力されますから、年、組、番・・・・・をそれぞれマウスでクリックして入力してください。

    access11

    ※データベースへの入力は、入力後に保存の操作をする必要はありません。

    本日はここまでです。

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  5. 教育活動に活かすデータベース~ACCESSの活用

    11月 4, 2014 by dolce

    タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用の続きです。

    泊まり込みでACCESSの使い方を教えて欲しいという依頼がありました。依頼者は蔵書やCDを整理するのにデータベースを作りたいのだが、よくわからないということでした。
    この方は企業を定年退職した方です。
    最近では、定年まであと6年ぐらいという方が、意欲を持っています。

    人は年を取るにつれ、個人差が出てくると思っています。

    (1)いつまでも向上心が衰えない人。
    (2)もうオレは頭が働かないとギブアップする人。
    (3)プライドだけは高いが、頭は衰えている人。

    それぞれ対応の仕方に注意する必要があります。

    前置きはこのくらいにして、EXCELは一応使っているが、ACCESSはどうもという人に「ACCESS超入門」を開講してみたいと思います。
    そして、児童・生徒の把握に役立て、個々の児童・生徒の特徴(タイプ)を知る道具として役立てていただきたいと思います。

    ■ACCESSはどこから手をつけたらいいのかわからない

    こういう人は多いと感じます。

    access右の絵はACCESSのショートカット(ロゴ)です。
    これをダブルクリックしてください。

    開くと、右側にいくつか絵が並びますが、その中から「空のデスクトップデータベース」と書かれた絵をクリックしてください。

    access1

    「ファイル名」に「education」とタイプし、保存フォルダー(ヂレクトリ)を確認し「作成」をクリックしてください。
    すると、以下のような画面が現れます。

    access2

    左側に「テーブル1」という絵が現れますから、この絵を左クリックで選択して(ダブルクリックしない)、さらに右クリックすると、下図のようにメニューが出ますから、そこから「デザインビュー」を選択してクリックしてください。

    access2

    access6

    すると以下のようになりますから「テーブル名」に「教育」と入力し「OK」をクリックしてください。

    access7

    本日はここまでにします。
    どこに保存したか、確認しておいてください。

    次の記事→


  6. タイプを見極めて指導に役立てる(2)~データベースの活用

    11月 3, 2014 by dolce

    desktop2頭の中のツリー構造では、PCのデータ格納方法について説明した。

    このツリー構造の枝分かれをディレクトリと言うのだが、このディレクトリがわかっていないため、ファイルをどこに保存したかわからなくなってしまう人がいる。

    右の図は私のPCのデスクトップ画面の一部である。
    左上のdolceというフォルダーは、PCのアプリケーションを使って作ったファイル(データ)保存するところである。

    このフォルダーをダブルクリックすると、以下のようになる。

    folder

    さらに、この中の「ミュージック」というフォルダーをダブルクリックすると、以下のようになる。

    folder2

    tree_spこれらをツリー構造で示すと右図のようになる。
    一番上にdolceというフォルダーがあり、その下(中)にDropbox、アドレス帳、お気に入り、ダウンロード、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック、リンク、検索、保存したゲームなどのフォルダーがある。

    ここまでは、PCを初めて使う時から用意されているフォルダーである。
    このように、ユーザーが何もしなくても、あらかじめ設定されている仕様のことをデフォルトという。

    「ディレクトリ」や「デフォルト」という言葉は、PCの操作についてのやりとりではよく出てくる言葉である。
    だから、専門家に質問したり援助を受けたい場合には知らないと、コミュニケーションが厄介になる。

    「ミュージック」というフォルダー(ディレクトリ)の中にあるファイル(データ)は私が作ったもので、これらはPCのユーザーによって違ってくる。

    ここで大切なことは、デフォルトのフォルダーには名前がつけられているが、この名前の通りのファイルを入れなければならないものではないし、PCが勝手に判断して分類してくれるものでもないと言うことである。
    使うアプリケーションによっては、保存するときにはフォルダーの名前を参照して保存してくれることもあるが、必ずそうなるとは限らない。
    だから、作ったファイル(データ)の保存はユーザーが責任を持たなくてはならない。

    ということは、ワープロのファイル(データ)を作ったとしても、ミュージックのフォルダーに入れることもできる。
    「ファイルが見つからない」とのトラブルはこの辺の事情も絡んでいる。

    だから「保存」をクリックした時(する時)、PCは保存しようとしているところを明示しているので、そこをよく確認することが大切である。
    現実には、確認しない人はたくさんいる。そして、データがなくなったとあわてている。

    ■データベースの活用

    これまでは、マウスを使って、アイコンを選択してファイルを保存したり、移動したりするファイル(データ)の管理について説明してきた。
    しかし、教師が児童・生徒のデータをPCで管理して、教育に活用するにはフォルダ(ヂレクトリ)を作って管理する方法では限界がある。

    どこの家でも自宅内にはものをしまうところ(押入れとか引き出しなど)はたくさんあると思う。
    それらにラベルを貼って整理をするということも行われているが、データの管理はデータベースソフトを使うことで、便利な活用ができる。

    児童・生徒の特徴を記録して、指導に役立てれば教育活動は進歩する。
    これが、私の言うタイプを見極めて指導に役立てるである。

    続く→


  7. 頭の中のツリー構造

    10月 31, 2014 by dolce

    今、パソコンで一番多く使われれているOSはWindowsだろう。
    Windows以前はDOSだった。
    ほぼ同時期かその前にはCP/Mが存在した。
    では、その前は?
    OSは存在しなかった。

    OSがなくてコンピュータは動くのか?
    コンピュータを動かすのにOSは必須ではない。

    ではなぜOSが必要なのか、と言ったことは、もうわからないと言う人が増えてきたらしい。

    ■ツリー構造

    パソコンもOSのない頃は、データの保存はすべて一箇所だったが、データ数が増えると管理が不便になってきたので、図書館のように本の種類ごとに分類できるようにした。ここでOSが必要になった。

    格納の仕方は簡単だが、Windowsしか見ていない人には、この仕組がわからないらしく「確かに保存したのだが、データがない」という人が増えてきた。

    図書館では、本の種類ごとに、文学、宗教、化学、・・・と分けられているように、データも、マイドキュメント、ピクチャー、マイミュージック、・・・などのように分けられるようにした。

    Windowsではフォルダーの絵が見えるので、この中にデータを入れるように見えるが、Windowsの前のDOSでは真っ黒な画面に、コマンド(命令)で指令するだけであったので、どう分類されているかは頭の中にイメージを描いていた。
    だから、この頃の人たちは自然にこの構造が頭の中にできていた。

    commandpro

    データの格納のイメージは、次のように大分類から中分類、小分類と次々に分類を枝分かれで増やしていくことができる。
    Windowsではこのひとつづつの枝がフォルダーにあたる。

    tree

    この図を逆さまにすると「木」のように見えるので「ツリー構造」と言う。

    ■集合

    折に触れ「思考に集合の概念を」と言っているのだが、どうしてもこの意識がない人もいる。
    自動車のタイヤの話をしているのに、タイヤなら何でも構わず、パンクしたら自転車のタイヤでも交換すると言ってしまうようなものだ。

    「先生」と言えば、色々な先生がいる。非常に大きな集合である。
    「小学校の先生」と言えば「先生」より狭い集合になるが、それでも大きな集合である。
    安易に「小学校の先生」と言えば、すべての小学校の先生に当てはまるのかということになる。
    最も文脈から、○○小学校の先生と限定される場合もあるが、そうでない限り「小学校の先生は・・・」と切りだすと、責任は大変なことになる。

    syugo

    ■まとめ

    ツリー構造の分類はいくらでも増やすことができる。
    例えば、人を男女に分ける。血圧の高い人低い人に分ける。年齢で分けるなど分類は限りなく無限に近づく。
    だから、パターン化の数が少ないとは言えない。
    60億に達すれば、世界中の人、ほとんど個人にまで行き着く。

    デジタルカメラの進歩が急だが、初期の頃は「やっぱりフィルムでないと」という人がいた。
    「デジタルは荒い」という先入観ができたからだ。
    しかし、今のカメラで解像度で「やはりフィルム」と言う人を聞いたことがない。

    音についても同様、CDをイメージしたデジタル音を酷評した人も、ハイレゾになって沈黙してしまったような気がする。

    スマホを指導できないと言った先生は、社会の進歩から取り残された感がある。
    取り残されないまでも、頭は使っていないと、そこで固まって、歩いている人からも置いて行かれているようなイメージがある。

    何か意見を発しようと言う時、本日のツリー構造集合の概念があるかどうか確認して発信してもらいたいと希望する。


  8. 同じやり方でも人が違えば結果は異なる

    10月 4, 2014 by dolce

    製造業ではどんなにいい製品を作ったとしても、それを買ってくれる人がいなければ、企業の業績は上がらない。
    だから営業の力は大切である。

    営業の難しさを感じた話の一つとして、顧客と初めて会った瞬間、顧客が「こいつ嫌なやつ」と感じたら、顧客は買わないと決め、あとはどんなに説明しても体のいい断りの言葉が出てくるだけで商談は成立しないと言うことだ。

    実際、身近で感じたことだが、ある高校の野球部が大会に出場するための費用が足りなかったので、教頭が会社巡りをして寄付を募ったところ、うまくいかなかった。
    私が吹奏楽部の指導をし、コンクールに出場したところ、この学校としては初めて代表になった。
    (これは私の指導がよかったということを言いたいのではない。その年にたまたまいいメンバーが集まったからだ)

    学校としてはちょっとした驚きであったらしい。
    険しい顔をして教頭がやってきた。
    「あのなあ、ウチの学校は楽器が買えんでなあ」
    いきなりの言葉だった。
    常識があるなら「ごくろうさん」のひとことでも言うべきだと思った。

    教頭は続けて「会社を回ってもなあ『あなたのところだけじゃないです』と言われるだけだ」と言った。
    会社としては、断りの文句として「高校はたくさんあります。あなたのところだけ寄付というわけにはいきません」を用意していたわけである。
    常識を欠く風采のよくない教頭と会った瞬間、会社は断ろうと決めていたのだ。

    知人に音楽についてたいそう博学の高校教師がいる。
    彼の知識にはいつも感心する。
    あるとき「君が指揮をすればいいじゃないか」と言ったら、かれはすぐさま「僕はダメです。僕が指揮台に立つと生徒は笑い出しちゃうんです」という返事だった。

    人はみな違うのであり、その人特有の空気というか雰囲気を持っている。
    その包まれている空気のようなものを無意識のうちに人は感じ取り、結論を持ってしまう。

    我が国の優れた製造技術をもってすれば、寸分違わない均質の製品を作ることができるが、人間はそういう工業製品とは違って、ひとりひとりが誠に個性的なのである。

    だから、授業環境が全く同じでも授業者である先生が違えば、児童生徒の反応は違うし、結果も異なるということは容易に推察できる。
    例えば、何はなくとも「先生が好きだ」というだけで、児童生徒が伸びるということはあり得る。


    教育環境は大切である。
    しかし、物理的な教育環境をいくら整えたところで、先生という変数が違えば結果は違ってくる。
    こんなにわかりきったことでも、理解できない人がいる。

    理解できない人の言葉は

    ・そんなにいい方法があるなら、そのマニュアルが欲しい(マニュアルが同じなら同じ結果になっていると思っている)。
    ・授業の上手い人の録画をして、その動画で授業をすればよい(生きた人間の持つ要素がわかっていない)。

    というようなものがある。

    ICT環境が整っていなくても、優れた先生でカバーすることはできるが、ICT環境で優れた先生の代わりをすることはできない。


  9. ICTとマルチメディアの実験環境

    5月 17, 2014 by dolce

    seesaaがアクセス不能なので、こちらに図を載せます。

    ICT_kankyo

    DTMroom1Aが主に作業をする机です。
    右の写真はAからB方向を見た写真です。
    正面の液晶テレビには、右手前のコンピュータのモニター画像を表示できるようになっています。
    写真では、DTMの画像が表示されています。
    DTMソフトはSONARを使っています。